自然農法 わら1本の革命

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読書ログ

簡単な紹介

耕さず,草も取らず,肥料もやらず,しかも多収穫!

自然農法について興味のある人なら知らない人はいないであろう福岡正信さんの本

不耕起,無肥料,無農薬,無除草

世間に広まっている常識では考えられないこの農法を体現

この本は読んでいくと農業に対してだけでなく

人に対しての哲学書のような感覚にもなる

知っているようで知っていない

分かっているようで分かっていない

人間という生き物

人智は善か悪か

農業,菜園にまったく興味のない人でも刺激を受ける本だと思う

なぜこの本を読んだのか

私は家庭菜園を趣味にしている

SNSでふと自然農法というものがあると知り,試したくなったのがきっかけ

そんで勉強がてら自然農法についての本を読みたいと調べていたら

この《自然農法 わら1本の革命》を見つけた

ちょうど参考にしているYouTubeでも福岡正信という名前を聞いたことがあったので

すぐに楽天でポチっ!と購入

その時はカテゴリーでもランキング上位に出てきていて

意外と売れてんなーと思ったのを覚えている

心に響いたフレーズ

⁂地球的規模の砂漠化,緑の喪失が深刻化している中で,かつて風光明媚を謳われた日本列島の緑も,今,急速に枯渇しようとしている。

⁂そういうものが必要だ,価値があることだと思い,効果があるように思うのは,結局,人間が先に悪いことをしているからなんです。

⁂自然というものは,あらゆる条件が常に流転している。

⁂これなども,冬に人間は,ナスビやキュウリを食う必要があるのかないのか,ということが実は根本問題だと思うんです。

⁂必要は発明の母というが,必要という不必要なものに役立つ発明が,結局は人間を酷使する。

⁂人間は美味しいものを食べて美味しいのではない。美味しいと思う条件がその人に揃ったとき,はじめて美味しくなるのである。

⁂正に農耕法の狂いが都市文明を狂わしめるということ米国で確認したのでした。

⁂今こそ自然が何であるか,その中の人間は,為すべきか,為さざるべきかを明確にせねばとりかえしがつかないことになる。

この本を読んで感じたこと

人間は時代とともに発展してきたけども

本当にそこまで発展する必要があるのか

季節外れの野菜,果実をわざわざ食べる必要があるのか

いや,ないのかもしれない

様々な事が日々変わりながら絡み合っているこの世界のことを知るのは無理であろうに

いや,根本的に人間なんてものは物事を知っている気になっているだけなのかもしれない

土を壊しておいて肥料を作る

うん,そりゃ効果が出たようにみえる

まず,土を壊す必要があったのか,自然を壊す必要があったのか

その根源は何だ?

自然について,生き方について考えさせられる革命的な本でした

この本をどんな人に薦めたいか

この本は,どんな人に対してもお薦めできる本のように感じましたが

特に薦めたいのがやはりSDGsに興味をもっている農業関係の人や家庭菜園をやっている人

なぜなら,持続可能な方法として自然農法というのは参考になると思うから

こういうのもあるんだーと雑学として知っておくのもいい

最後に

自然農法の How to本かと思って購入したら

全然そんな感じではなく

もちろん福岡さんが考える自然農法とは何ぞや

ということも書いてはあるんですが

考え方とか哲学的なことがメインになっていて

個人的にはそっちに惹かれた

それぞれ好きに食物を育てればいいと思うし

作り方の強制なんてされたくないと思うので

特に農を生業としている人は

やり方を変えて収入減とか嫌だと思うし

でも何かと”持続可能な”とうたわれている時代なんで自然農法というやり方も知識として持っておくのも良いかもしれません

ではまた🐏🐑

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まさじゅう
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